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2010年12月22日

インド版“バーチャル妻”登場、独身男性の電話に自動音声メッセージ。

最愛の人と結ばれ、家庭を築いていく結婚生活。
助け合いながら喜びや苦労を共に噛みしめ、幸せを感じるというのは、結婚した人でなければ分からないものだ。
そんな気持ちを少しでも知ってもらいたいと、インドの結婚情報サイトが独身男性向けにあるサイトを立ち上げた。
そのサイトにはキャラクターの異なる4人の“バーチャル妻”の姿があり、1人を選択して登録すると定期的に“バーチャル妻”からさまざまな電話連絡を受けられ、まるで妻がいる気分を味わえるのだという。

英紙メトロやデイリー・テレグラフなどによると、このコンテンツはインド最大手の結婚情報サイトBharat Matrimonyが開設した「BIWI HO TOH AISI」というサイト。
サイト名はヒンディー語で「理想的な妻」という意味だそうで、現在独身の男性たちに向けて開設された。Bharat Matrimonyはその意図について、
このサイトで妻を持つ楽しみを感じてもらい、その後は結婚情報サイトで「実際の妻を見つけて欲しい」と説明している。

ここにはユーザーの好みで選べるように、容姿や性格が異なる4人の“バーチャル妻”がスタンバイ。
カーテンに隠れた4人の姿は、それぞれのボタンをクリックするとイラストが現れるが、一緒に表示される性格や行動スタイルなどの説明文を読むと、現実に存在しそうと思わせるほど細かな設定だ。

例えば21歳の現代的な雰囲気の女性は、多国籍企業の秘書として働いており、「インド映画俳優のゴシップ情報を友人と話すのに時間を使う」ミーハーな性格らしい。
話好きが幸いしてるのか「社内でとても人気」というが、相手が求めてなくても「アドバイスをしたがる」のが欠点のようだ。

そうかと思えば、インド人女性らしい外見を持つ23歳の女性の設定は、夫に尽くすタイプの性格。
「料理や恋愛小説を好む」といった面からは大人しそうな家庭的な雰囲気を醸し出している上に、「徹底的に夫へ尽くす」という、男性からしたらまさに良妻タイプと言えるだろう。
このほかに「野心的な銀行員」(デイリー・テレグラフ紙より)というキャリアウーマン風の26歳女性と、「支配欲が強く、親分肌」のインド風スタイルの25歳女性の“バーチャル妻”が用意されている。

ユーザーがこの中から好みのタイプ1人を選ぶと、続けて女性が英語とヒンディー語のどちらを話すか選択させるのもサービスのポイント。
使用言語を選ぶと、起床時や朝食時、買い物や重要連絡といった連絡を「受けたい曜日や時間」を選択して登録する。
すると、指定した時間に登録したケータイへ、キャラクターに応じた口調でさまざまな話やおねだりをする自動音声の電話がかかってくるそうだ。

少し試してみるだけでも、手軽な結婚生活気分を味わえるという意味では面白そうなこのサイト。
果たして結婚情報サイトの狙い通りに登録者増へ結びつく効果が得られるのか、今後の評判が気になるところだ。


posted by りんぺい at 00:00| Comment(0) | 生活・日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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