フランスでは今、リビア空爆の話で持ち切りとか。思い出すのは、ちょっとだけお付き合いのあった空軍在籍のセドリック。何だかいい加減な感じのする、でも親切で誰とでも仲良くなってしまうという人でした。無事でいるといいなと思います。
ところで、爆撃機のパイロットって、どうやって選んでいると思います? フランス軍ではなく米軍になりますが、第2次世界大戦中、ギルフォードという心理学者が空軍から依頼され、爆撃機のパイロットを選抜することになったときのエピソードをご紹介します。
ギルフォードはまず、知能検査や学業成績、個人面接の結果をもとに適任者を選びました。このとき、退役した元空軍司令官にも同じ依頼があり、当然、というべきか、ギルフォードと元司令官はまったく違うタイプの人材を選んだのでした。
しばらくして、ギルフォードが選んだパイロットはほとんど撃墜されてしまったことが分かりました。大勢の兵士を死に追いやってしまったギルフォードは、悲しみのどん底に。でも、彼も研究者の端くれです。自身の失敗を検証し、なぜ司令官の選んだ人材が抜きんでていたのか、徹底的に調べました。
実は、元司令官は候補者に「ドイツ領空で敵から迎撃にあったらどう対処するか」と質問し、軍のマニュアル通り「上昇します」と答えた兵士を落としていたのでした。選ばれたのは、「その場になってみないとわかりませんが、おそらく降下します」「ジグザグ飛行を始めます」「左右に機体を揺らして砲火を避けてみます」など、いわゆる「間違った」回答をしたパイロットばかりだったのです。
その理由は、マニュアル通りに行動する者は敵に行動を予測されやすく、撃墜される可能性が高いからなのでした。
ギルフォードは、知能が高くても常に規則通り動くパイロットより、独創的な考え方ができる方が危険を回避できたという事実から、独創性についての研究を始めます。そして、ヒトの創造性を調べるテストを開発するなどの研究業績を残しました。
確かに、セドリックもとっても行き当たりばったりな人でした。でも、その「適当さ」が彼の独創性の証しだったのかも。もちろん、夜の創造性も、抜群でしたよ!
□□以上まで出典「夜の地球の歩き方」
最近は若い人たちもマニュアル人間化しているようですな。実は小生勤務会社にも若い技術者で、新規分野での仕事に従事し、まだマニュアルも当然なかった結果、調子を崩し、更にはうつ病に・・・4か月間の養生する必要があるのとの診断書・・自分で判断して臨機応変に動くといったことができなくなっているのもこれまた深刻な問題でござります。
アメリカ空軍なんて次世代主力戦闘機が両方とも高価で機密性の高いステルスでしかも単座です。 爆撃機なんてB-2の価格高騰と調達削減ぶりは凄まじいです。 海軍でも沿岸用の便利艦開発のはずが高度な技術採用しまくって調達削減とかやってますし、陸まで次 ..... リビア空爆の初撃として大量のトマホークが打ち込まれましたが以下の二つについて教えていただけ無いでしょうか。 1.今回のような巡航ミサイル攻撃に対し一般的にはどう対処するのか? 2.リビアは何故これらのミサイルを迎撃できなかったのか? ...
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