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2011年03月28日

臓物ビールなど毎週新作開発、1年間挑戦も「いくつかは大惨事だった」。

今年1年間にわたり、毎週さまざまな素材を使ったビール造りに挑戦していた英国のビール醸造所がある。
その数々の“作品”は公式ブログで紹介されているのだが、使用した素材は植物から動物の内臓まで、常識にとらわれない発想で生み出されたようだ。

この挑戦を行ったのは、英コーンウォール州ロックでシャープズ・ブリューワリーというビール醸造所のスチュワート・ハウさん(38歳)。
1994年設立と比較的新しいこの会社で、製品の味を決めるヘッドブリュワーを務めるハウさんは、いわばビール作りのプロだ。
公式サイトによると、同社で製造されるビールの数々はパブやホテルには一切卸さず、「英国南部にある1,500以上のアウトレット店」で販売しているという。
しかし、近年いくつかのビールに関する賞も授賞しており、品質は折り紙つきと言えそうだ。

そんな会社でヘッドブリュワーをしているハウさんにとって、新たな製品に対する探究は仕事に欠かせない。
今年1月3日、ハウさんは自身のブログで、毎週いろいろなビール作りを行う「実験の旅に出る」との決意を表明した。
2010年の目標として以前からじっくり構想を練っていたようで、1月5日付のエントリーでは製造を予定する21の作品名を紹介。
「すべてが楽しみ」としたハウさんは、主原料となるホップやモルトなども数十種類用意し、そのほかさまざまな素材を加えるなどして、これまでにないビールを生み出そうとした。

そうして誕生した数々のビールは、素材の混合割合や製法などに変化をつけるといった違いだけでなく、中には斬新な素材を使ったモノも。
例えば唐辛子やジンジャーといった、まだ飲み物に使われる食材もあるが、カキなど数種類の貝から取った出汁を混ぜた「Shellfish stout」なるビールも造っている。
沸騰した麦汁の中にカキなど3種類の貝を入れたというこのビール。その出来栄えは「ホップからの苦みがもう少しあれば、素晴らしい味になったはず」とまずまずの手応えだったらしい。
やかんに残ったというカキの身は「そのまま美味しくいただきました」とのことだ。

さらに次の週には、「なぜそんなものを作りたいのか」と周囲に言われながらも、鳥のレバーやラムの心臓といった内臓類を使った「Heston's Offal Ale」なるビール造りに挑戦。
「泡を壊す」という脂肪分を取り除いたこれらの内臓を、数時間かけて麦汁で茹でたという。
ブログには肉の味に負けないように「黒くて強く、とても苦い」味を目指したとの記述は見られるが、気になる味の感想はない。

こうして続けてきたハウさんの挑戦は若干ペースが遅れているようで、12月16日までに製作したのは47種類。
これまでを振り返り「いくつかは大惨事だった」(英紙メトロより)と、失敗作もあったことを認めている。
しかし、大いに勉強にはなったようで「面白い実験だった」とも。
残りは6つと、挑戦もゴール間近だが、今は準備を進めている「ヨモギなどの植物を使った幻覚作用の起きるビールを造るのが本当に楽しみ」と、年内最後の大作に期待を寄せているようだ。
posted by りんぺい at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活・日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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