そして今回、英国紙「Daily Mail」が実は体によくない7つの習慣を紹介しており、多くの人に衝撃を与えています。自分の生活習慣と照らし合わせながら見ていってみましょう。
(1)毎日シャワーを浴びること
衛生面に関する過剰な心配は、肌に大きな影響を与えています。お湯と石けんを使って体を洗うことは、皮脂をはぎ取り、結果として肌に乾燥やひび割れ、場合によっては感染症さえもたらすこともあります。ほとんどの人が、毎日体をしっかり洗う必要はありません。もしシャワーを浴びない生活が嫌というなら、より温度の低い水で体を洗うようにしましょう。
(2)毎晩8時間寝ること
ラフバラー大学睡眠研究センターのジム・ホーン教授によると、毎晩しっかり8時間寝ないといけないという考えは現代になって生み出されたもので、このせいで夜中に起きてしまうと、人々はとても不安に感じ、睡眠の質が落ちてしまうといいいます。
石器時代の人間が一晩中寝てたら、生きたまま食われていたでしょうと述べ、一日の睡眠を何回かに分けるというように、人はもっと柔軟な睡眠スタイルを使って進化してきたことを強調しています。
したがって、夕方の早い時間に2時間、夜12時近くに3時間または4時間、そして夜明け前に2時間寝るという睡眠スタイルでも人間は大丈夫らしいです。また、4分から15分の短い昼寝でも、夜の1時間分の睡眠に値するとのことで、夜以外の睡眠を推奨しています。
(3)歯を磨いた後、口をしっかりゆすぐこと
ロンドンのフレッシュブレスセンターに勤める歯科医フィル・ステマー氏は、歯磨き後に口をゆすぐことに関して次のように話しています。
「フッ素は歯の保護作用を数時間もたらしてくれるのですが、口をしっかりゆすぐと、歯磨き粉が残したフッ素を洗い流してしまうことになるのです。またこの観点から、私は歯を磨いた後、少なくとも30分は何も飲まないようにしています」
ステマー氏によれば、この他にも、歯磨き粉の効果を薄めないようにするため、歯磨き前に歯ブラシは濡らさない方がいいとのこと。そして食後すぐの歯磨きも、ステマー氏はよくないと主張しており、その理由について次のように語った。
「歯磨きは、食後少なくとも30分は待って下さい。なぜなら食物が持つ酸や糖が一時的に歯のエナメル質を弱めているからです。もし食後すぐに歯を磨いてしまうと、歯の再石灰化が起こる前にエナメル質を洗い取ってしまうことになるのです。一番いい習慣は、食事の前に歯を磨き、そして食後にノンアルコールの洗口液で口をゆすぐことです。」
(4)便器に座ること
人には、座った姿勢よりしゃがんだ姿勢の方がより自然なもので、より体に負担をかけないらしいです。このしゃがんだ姿勢で便器に座った方が、痔や憩室性疾患などの腸の問題を引き起こしにくいとのこと。
では、どうしたらしゃんだ姿勢で便器に座れるのでしょうか?・・・それは・・
便器に座った時に、足を約15センチの足台にのせ、体を前に傾けることでしゃがんだ姿勢になれるとのこと。また効果は弱まりますが、トイレットペーパーを足の下に置くことでも、しゃがんだ姿勢に近づけます。このように便器に座っている時に足を上げることが体により負担をかけずに済むらしいのです。
(5)家事
家事そのものが私たちの健康に害を及ぼしているらしく、アメリカの科学者が100人以上の働いている男女を対象に調査を行ったところ、普段家事をしている人たちは、パートナーに家事を任せている人たちよりかなり血圧が高かったといいます。
この高血圧は家事の身体的負荷から来ているのではなく、それを行うことで感じるストレスに由来しているとのことであり、解消策を各自考える必要があります。
(6)胸式呼吸
「大きく深呼吸してみて下さい」と言われたら、みなさんはどんなふうに呼吸するでしょうか。恐らくほとんどの人が、胸を膨らませながら息を吸い込むでしょう。しかし、これは間違った呼吸法らしいです。
私たちが赤ん坊の頃、お腹を使って呼吸をしていました。つまり、肺機能をフル活用した呼吸法です。しかし私たちは年をとるにつれ、より効率の悪い胸式呼吸を行うようになります。これは新鮮な空気が肺全体に行き届かず、古い空気が肺の底にとどまることを意味します。
ではどのように呼吸をすればよいのか・・・次のようなトレーニングがお勧めのようです。
1) まず息を吸い込む時に、胸の位置はそのままにしながら、お腹を膨らませる。この際、自分の下腹部と背骨の間でビーチボールが膨らんでいくのをイメージする。
2) そして腹筋を引き締めながら、息を吐く。
呼吸というのは1分間に12回から20回というようにリズミカルで規則的に行うとよく、毎日数分の呼吸トレーニングをするだけで、ストレス軽減や高血圧解消などとても大きな効果が得られるとのことです。
(7)夕食後にリラックスすること
ケンブリッジ大学の栄養学者クレア・マックエヴィリー氏によると、夕食後に全く動かないこと、また寝る直前に食事をとることは、体の脂肪を増やすことにしかならなく、それなら夜の食事を減らし、朝食の量を増やした方がいいとのことです。
なぜなら朝のカロリー摂取量を増やしても、そのエネルギーは一日を通して消費できるから。また、食後に20分のウォーキングをすれば、夜8時、9時に夕食をとろうが体重が増えることはないとのこと。
以上皆さんはご存知でしたか? うなずくものがあれば早速取り入れてみるとよいでしょう。