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2011年05月06日

銀河系誕生の不思議と天の川

アメリカの天文学者サンテージの説によると、宇宙は、初め1個の密度の高い雲の塊であったが、180億年前に大爆発を起こして、今も膨張を続けているという。
銀河系は、その大爆発から数億年後に生まれた星雲の1つであるといいます。
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銀河系は直径約10万光年(光は一年間に9兆4670億km走る。これを1光年という。)、中心の厚さ約1万5000光年の薄い凸レンズ型をしたアンドロメダ星雲のようなうず巻き状の星雲であって、1千億の星からなり、中心から約3万光年のところに我々の住む太陽系があるとのことです。

太陽系から銀河系の長軸にそって中心の方を眺めると、星がたくさん集まって見えます。これをわれわれはあの「天の川」と呼んでいるのです。

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2011年05月04日

確率論の起こりはギャンブルから・・・

確率論の基礎を築いたのは、有名な数学者を八人も輩出したスイスのベルヌーイ一家の一人、大数の法則を発見したジャック・ベルヌーイ(1654~1705)であるが、その始まりは、もう少し古く、フランス人の数学者フェルマー(1608〜1665)とパスカル(1623〜1662)の二人による。
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1654年、職業的な賭博師ド・タレは友人のパスカルに、定められた点数に早く達したものが勝ちと決めた勝負で、それが終わらないうちに中止したら、賭け金はどのように配分すべきかと尋ねた。
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パスカルは三角形の性質を、フェルマーは組み合わせの理論を応用して、これに答えたのであるが、最初の確率論は、このように純粋な賭けのゲームに対する理論から出発したといわれている。
  
19世紀までの確率論は古典的確率論といわれたが、20世紀になって、集合論が現われ、その基礎にたって確率論も厳格な理論を備えるようになった。これを近代確率論というが、20世紀数学の最大成果の一つといわれている。

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2011年05月03日

そば(蕎麦)屋の「やぶ」と「庵」の由来

江戸時代から「そば売り」が始まり、屋台を引いた「夜泣きそば」、「夜鷹そば」が夜の名物となった。
寛永年間(1624〜1643年)から元禄時代ごろまでは、菓子屋がそば屋を兼業していたが、享保年間(1716〜1735年)から店をもつそば屋が現れた。
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専門のそば屋は、正直仁左衛門が浅草に享保時代末期に開店したのが最初とされる。続いて下谷に「無極庵」、車坂に「玉屋」、団子坂に「つた屋」が開店した。

この「つた屋」はやぶ(藪)のなかにあったので、通称「やぶそば」と呼ぶようになり、以後、藪という字を用いる店が多くなった。
また、浅草の道光庵の庵主がそばづくりが上手だったので、そば屋がこれにあやかり、屋号に「庵」を用いるようになったともいわれている。
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